2001.09.27
日 立電線と住友電工の高圧電線事業部門統合会社ジェイ・パワーシステムズ(東京・港区、資本金40億円=10月増資後、三條楠夫社長)が来月1日から営業を開始する。製造ラインの集約化、人員半減などによるコスト競争力強化をベースに、アジア市場でのシェア拡大を目指し、初年度黒字化を図る。

三 菱伸銅(桑名哲夫社長)は25日、主力の電子材向け銅板条需要の大幅な落ち込みに対応した業績改善の緊急対策として、(1)エアコン向け内面溝付銅管事業からの撤退、精密プレス品事業の再編など事業の再編・集中と選択の推進(2)台湾メーカーとの提携による安価素材の外部調達と02年3月までに子会社を含む約13%の要員減員などコスト削減の推進――を柱とする収益力強化策を発表した。一連の諸施策の実施により、グループ合計で180人の要員削減とともに、9億円の収益力強化を達成する。

財 務省は26日、8月の非鉄輸入通関実績を発表した。

 それによると、内需停滞を映して、地金からスクラップまで減少した。電気銅は、前年同月から30%減の8440トン。銅スクラップも、同48%減と大幅マイナス。こうした傾向は、亜鉛、錫、鉛、ニッケルなど全般にうかがえ、内需の冷え込みを映すものとみられる。

財 務省が26日に発表した8月のアルミ輸入通関実績は全品種で前年同月の輸入量を下回り、内需の低迷状態を反映した。地金類は21万9850トンで、前年同月比16・1%減となり、6カ月連続マイナスを記録した。スクラップも1万875トンで同8・5%減となり、6カ月連続の減少。また、軽圧品も4429トンで同19・4%減となり2カ月ぶりの減少となった。

三 菱商事はこのほど、10月中旬までの非鉄相場見通しをまとめた。米国の同時多発テロ事件の影響で全メタルが一時急上昇したものの、その後は米国の経済回復の遅れに対する懸念や各品種の需給緩和状況を背景に値下がりが続いており、底入れの材料は見当たらない。とくに、亜鉛の下落が加速している。