2001.10.15
日 立電線は、屋上緑化用防水シート事業に本格参入する。このほど、同社が発表したもので、防水シートの販売はすでに5年の実績があるが、耐根性の優位性を生かし、緑化を事業テーマとして明確に打ち出した。同社では96年、スイスに本社のあるサーナフィル社と提携して、屋根用防水シート「日立サーナルーフ」を販売、耐候性で評価を受けている。

三 菱マテリアルグループが企業再構築に乗り出す。本体の三菱マテリアル(西川章社長)が大幅なコスト削減と事業再編を柱とする「緊急コスト構造改革と事業再編・構造改革」に着手するほか、伸銅大手の三菱伸銅(桑名哲夫社長)が銅管生産を停止し須賀川工場を閉鎖するなど不採算事業からの撤退を含む収益力強化策の実行に入る。三菱電線工業(阿島俊一社長)は昭和電線電纜との電力用電線事業での事業提携に伴い尼崎製作所の電線ケーブル製造事業から撤退するなど事業構造改善計画を実施する。一連の合理化策の実施を通して伸銅、電線など非鉄事業での生き残りを図る。

光 通信用材料として使用される化合物半導体インジウム・リン(InP)の生産が、01年下期に入り減速傾向を強めている。欧米の光通信メーカーの業績低迷を背景に需要が減少。さらに3―4カ月分の市場在庫の存在が、足元の設備稼働率を単月ベースで99年レベルまで落とす要因となっている。

紀 長伸銅所(本社=東京都江東区白河、代表=砂本茂美代表取締役専務)は、10月31日付で本社(深川)工場の快削黄銅板・条の生産を停止し、今後、得意分野である黄銅棒の極細物製品に特化した経営戦略に移行する。先週、砂本代表が今後の企業再構築策を明らかにした。

古 河機械金属は先週末、02年3月期の中間と通期の業績予想修正を発表した。それによると、中間期は連結売上高が当初の750億円(単独530億円)から730億円(同490億円)に、経常損益が16億円の損失(同5億円の黒字)から50億円の損失(同10億円の損失)に、当期利益が10億円の損失(同3億円の黒字)から40億円の損失(同90億円の損失)にそれぞれ下方修正した。