2001.10.19
N KKのチタン事業が拡大している。PTA(高純度テレフタル酸)プラントや発電所のコンデンサー、製紙プラント向けに、純チタン厚中板やチタンクラッド鋼板の受注数量が増加。厚中板を中心に部門を絞った戦略が功を奏し、01年度は前年比20―40%増を見込んでいる。また、独自開発のチタン合金SP―700も、02年モデルのゴルフクラブ向けが好調で、前年比プラスを維持する見通し。

三 菱電線工業は18日、TBM・シールドマシン用新方式高圧給電システムを本格販売していくことを明らかにした。ケーブル接続の作業を短縮することで掘削機の稼働率を高め、施工コストの大幅減に貢献できる。必要とされながらも高圧ケーブルではこれまで開発が進んでいなかった分野で、同社では将来的に10億円の売上高を見込んでいる。

日 鉱金属(大木和雄社長)は、銅原料の自山鉱比率(投融資鉱山からの銅鉱石調達比率)が来年度から現在の約60%から70%に高まり、銅原料の一層の安定調達と製錬事業の収益力強化が進展する見通し。自山鉱比率70%台は製錬業界では初めて。

三 菱アルミニウムは18日、2001年度下期の販売計画を発表した。それによると、月間の板材販売量は、前年同期比1%減の1万2206トン、押出材が同11%マイナスの2050トンとなる見通し。これにより、板・押出合計では、2%減の1万4256トンを見込んでいる。

 今下期の板材は、缶材や輸出が微増となる見込みだが、国内一般材、箔地向けが低調推移。この結果、前年比では若干マイナスになると計画。押出については、IT関連をはじめ依然として低迷状態が続く。このため、2ケタ減を余儀なくされそうだ。また、箔は、食品包装・日用品・容器向けが需要期で下支えするものの、コンデンサーの回復にはまだ時間がかかりそうで、前年比5%落ち込むものと見ている。

加 藤仁・古河電工専務軽金属カンパニー長は、当面のアルミ事業経営方針について語り、「トンオンリーからの脱却が重要」とし、付加価値を高めることで収益力アップを図りたい、との考えを強調した。一方、足元の状況については、「テロの影響などもあり、下期に板で10%、押出で15%程度落ち込みそうだ」との厳しい状況を示した上で、「(今下期に)各工場で10%のコスト削減を図っていく」とし、歩留まりアップや省人化推進を実現する方針。「黒字化そのものはほぼ定着した」ことから、さらに収益基盤強化を進めていく。