2001.10.31
製 錬大手8社の02年3月期中間期決算と通期見通しが30日までに出そろった。半導体など電子材料向け需要が活況を呈した前年度から一転して、世界的なIT関連需要の急激な冷え込みによる電子材部門の大幅減産・収益悪化と銅など非鉄金属需要と価格の低迷が業績を急速に悪化させた。

 中間期は売上高が8社とも減少、利益では営業利益で同和鉱業と日鉄鉱業が増益、経常利益で同和鉱業が増益となったのを除いて各社が減益に陥った。下期も金属市況と電子材市場の回復難が続くとの判断から、02年通期は各社とも前年度比減収減益を見込んでいる。

ア ルミ合金線・棒メーカーの大同軽金属工業(本社=堺市菱木、前田征良社長)は、神戸製鋼所が開発した新合金「BH6X」を用い独自製品の開発を続けていたが、このほど携帯電話のアンテナホルダーとして採用された。現在月100―200キログラムの出荷量。「BH6X」は神戸製鋼所が自動車の外板用に開発、販売しているが、押出材としての実用化は初めてのこと。

財 務省が30日に発表した9月非鉄輸出通関実績によると、内需不振を映して地金、スクラップともに大きな伸びを示した。前日発表の輸入減少と併せ、内需悪化の深刻な状況が浮き彫りとなった。

財 務省が30日に発表した9月のアルミ輸出通関実績によると、地金類の合金地金が1723トンで前年同月比86%増となったほか、アルミスクラップは4219トンと同31・2%増と依然として増加の一途をたどっている。一方、軽圧品は全品種で減少し続けている。