2001.11.01
ジ ャパンエナジーの電解銅箔生産が、国内とフィリピンの2工場で稼働率が70%まで回復している。国内でパソコンや携帯電話などIT関連製品の在庫調整が一巡したため。ただ、米国の2工場の稼働率は40%と、依然として大幅な減産を実施しているほか、ドイツでも50―60%の稼働率で推移。全体では能力に対し55%の稼働率にとどまっている。一方、圧延銅箔の生産は折り畳み式携帯電話やデジタルカメラがけん引役となり、能力の80―85%まで回復している。

住 宅用電線トップクラスのメーカーである河村電線工業(本社=大阪市中央区今橋、林亨社長)は、先月から住宅用電線の代表品種であるVVF(フラット型ビニル絶縁ビニルシースケーブル)を鉛フリー化した「グリーンVVF」の販売を開始した。VVF業界では初めてのこと。 これは、環境対策電線で、環境負荷物質の低減に応えるために開発されたもの。従来のVVFには、ビニル絶縁体やビニルシースの安定剤として耐熱性や電気絶縁性を保持する目的として、鉛系安定剤が使用されていたが、「グリーンVVF」はカルシウム―亜鉛系安定剤を使用することで鉛フリーを実現した。(1)重金属である鉛を含まない(2)現行のVVFに要求される各種性能を満たす(3)現行のVVFと同価格で、ユーザーにコストアップの負担をかけない――の3点をコンセプトに、約1年前から開発を進め、製品化に成功した。

神 戸製鋼所の矢野信治専務執行役員・アルミ・銅カンパニー執行社長はこのほど、伸銅事業の今後の方針について、(1)銅管事業を需要構造の変化に対応してスリム化する(2)銅板条事業で三菱伸銅と協力して加工拠点をタイに続いて中国にも展開する――などの方針を明らかにした。厳しい状況が続く伸銅事業の収益基盤の強化を目的に、海外拠点を含む生産体制の再構築に向けた具体的検討を進める。

古 河電工は前月31日、伸銅品の「01年度下期生産計画(見通し)」を明らかにした。それによると、下期は月間6900トン(板条3200トン、銅管2200トン、棒線1100トン、特殊品400トン)で、上期実績月間6900トン(板条3050トン、銅管2340トン、棒線1060トン、特殊品450トン)と比べて総生産量は横ばいだが、前年同期比では19%(板条23%、銅管13%、棒線16%、特殊品22%)と2ケタ台の減少が続く見込み。

住 友電工がこのほどまとめた環境報告書によると、リサイクルによる経済効果は、有価資源の売却などで20億円規模に達し、費用削減を含めると60億円に上った。また、回収銅の使用量は約6万3000トンで前年比10%増、資源の効果的な利用状況を示した。