2001.11.02
大 手製錬各社の銅、亜鉛など非鉄地金の輸出が急増している。電線、伸銅など銅の国内需要の低迷と価格下落による収益悪化に対応して、各社は輸出増加による操業度を維持と収益確保に努めている。銅に続いて亜鉛の輸出増も顕著になっており、いずれも年度初めに比べて倍以上のレベルまで増加している。業績回復の見通しが立たない中で、下期にかけて地金輸出の増加傾向が続きそうだ。

三 菱電線工業は1日、シングルモードファイバー用としては業界最高レベルとなる2・5キロワット高出力パルス光源「LP155Rシリーズ」を開発したと発表した。従来製品よりエネルギー効率を高めた設計方式の導入により、高出力ながらデスクトップの小型化にも成功した。国内大手デバイス・メーカー向けに初年度2・5キロワットタイプで10台の販売を見込む。

日 鉱金属は1日、11月積み銅建値をトン当たり21万円で据え置きスタートすることを発表、即日実施した。国内建値の指標となる海外銅相場は、LMEセツルメント・ベースで1300ドル台半ばで推移。一段の下落は回避しているものの、景況感は悪化しており、市場は停滞ムードに覆われている。

 ただ、円がここしばらく、TTS1ドル=122―124円の円安水準にあり、輸入採算値(諸掛かり費用含む)は、20万5000円前後で比較的安定推移、今回の建値横ばいスタートにつながった。

三 菱マテリアルは1日、鉛建値をトン当たり3000値上げし、9万5000円に改定すると発表した。1日入電のLMEセツルメントは474ドル、TTSは1ドル=123・40円。先月23日に3000円値下げしたが、国際相場の上昇と円安傾向を背景に同額の値上げとなった。

三 井金属は1日、亜鉛建値を据え置きのトン当たり13万5000円にすると発表した。1日入電のLMEセツルメントは753ドルで、円換算9万2920円、関税4300円を加えると9万7220円、諸掛かりを3万7780円とみている。これに伴い、ダイカスト用亜鉛合金も据え置き。