2001.11.28
先 週までに出そろった大手電線メーカー6社の中間決算は、IT需要の落ち込みが大きくカゲを落とし、大半が減収減益を余儀なくされた。

 光ファイバー・ケーブル部門に特化してきたフジクラが唯一、単独連結ともに増収増益となったものの、同社でも米国子会社の収益が悪化するなど厳しい経営環境については各社共有している。有価証券の評価損の拡大、前期まで収益源となっていたWDM関連製品の在庫処分がサイクルの速さから増加するなど、さまざまな点でマイナス影響がうかがえる。

日 本伸銅協会は27日、10月の伸銅品生産速報を発表した。それによると、10月の生産量は7万6590トンで、前年同月比25・3%減少した。これにより、前年同月比ベースで9カ月連続して減少し、9月の前年同月比22・5%減のマイナス幅をさらに上回る結果となった。

住 友電工は27日、同日開催した取締役会で、連結子会社でハードディスクドライブ用配線(HDハーネス)の生産会社であるインドネシアのSES―バタム・インドネシア社(代表者=三宅正芳氏)が、ユーザーの仕様変更により今年末で生産を終了することになったことに伴い、同社を来年1月に解散することを決議したと発表した。

 同社は95年1月に設立(資本金=60万米ドル・約7000万円)、住電の連結子会社のスミトモ・エレクトリック(シンガポール)社が72%、住電が18%の株式をそれぞれ保有。解散の業績への影響はないとしている。

東 邦チタニウムの01年度のスポンジチタン生産量は前年比28・7%増の1万1084トンに達する見通し。主に破砕工程ラインのボトルネック解消に伴うもので、98年度以来3年ぶりに1万トン台に乗せる。また、米国を中心とする航空機需要の高まりや、化学プラント、発電所向けの展伸材の増加によって、販売量は51・5%増の7300トンを見込んでいる。

古 河機械金属は減産中である高純度金属ヒ素の生産量を、01年度上期実績の45トンから下期は32トン体制にする。IT関連の市況低迷によって主用途先のガリウム・ヒ素半導体の需要が減少しているためで、販売数量も42トンから32トンへ10トン程度落ち込む見通し。拠点のいわき工場(福島県いわき市)の月産能力6トンの新設備は予定通り稼働させる一方、月産能力9トンの旧設備は停止させる。