2002.03.11
日 立金属は、高性能磁性材料の生産を強化する。02―04年度にかけて、希土類磁石の「ハイロップ材」やサマリウム―鉄―窒素ボンド磁石、コバルトとランタンを添加したフェライト磁石「YBM―9B材」の増産体制を整える。今後需要が拡大する自動車関連や家電製品向けなどの回転機(モーター)市場に注力し、関連会社を含め事業全体で04年度に月間30億円の売上高を目指す。

 希土類磁石の「ハイロップ材」は、自動車電装品や産業用モーター向けの高性能ネオジム系焼結磁石。熊谷工場では現在、月7―8トン生産しているが、04年度に30トンへの引き上げを検討している。既存の希土類磁石の焼結炉を転用することで、ユーザーの要求する数量に応じて生産能力の増強を図る。

日 本磁力選鉱(福岡県北九州市)は来月4日、小山工場(栃木県小山市)の竣工式を開催する。同社では、関東地区における初事業として小山第一・第二工場の立ち上げを推進。今後は、アルミとマグネシウムのリサイクル事業強化を図っていく。

グ ループとして環境リサイクル事業を推進している日鉱金属は、業務効率化と体制強化を目的に産廃処理分野における統括会社を設立、来期から新体制に移行させる。

 同社が8日に発表したもので、新会社名は日鉱環境。日鉱金属日立工場で行っているC&R工場の産廃事業を引き継ぐとともに、日鉱金属の子会社で環境リサイクル事業を担う苫小牧ケミカル、日鉱敦賀リサイクル2社の株式を日鉱金属から譲り受け、日鉱環境グループとして、同分野事業を統括する。

真 空機器メーカーのアルバック(本社=神奈川県茅ヶ崎市)はこのほど、大面積有機ELパネルの全面発光に成功したと発表した。低抵抗率・高透過率、表面平滑性に優れたITO膜(インジウムと錫の酸化膜)を使用しているのが特長で、80×80ミリメートルの発光エリアは、補助電極なしでは世界最大となる。

住 友金属工業は7日、三菱住友シリコンへのシリコンウエハー事業の営業譲渡に伴う収益が当初予想した270億円から500億円に増加する見通しと発表した。連結では135億円から250億円になる見通しで、米国子会社が保有するスミトモ シチックス シリコン株の譲渡による収益は80億円から50億円に下方修正した。