2002.03.25
海 外非鉄相場が堅調に推移している。米国の景気回復などを背景に買いが集まり、年明け以降、多くの主要ベースメタルで2ケタの伸びを維持。年度明け以降も堅調を保っていけば、今期業績悪化に見舞われた非鉄業界では、収益改善に向けて大きな後押し材料になり、期待を込めて今後の成り行きを注目している。大阪地区のH形、強含み海外非鉄相場は今年明け以降、銅からニッケルまで主要品種で段階的に値ごろが切り上がってきた。

I HIは22日、01年4月に受注した日立電線の土浦工場向け銅箔圧延機1基が完成したと発表した。国内外に増加するリチウムイオン電池やFPC用など銅箔需要に対応して増設したもので、日立電線の投資金額は約5億円。4月から月産50トン本格稼働する予定で、今回の納入は土浦工場向けとして2基目となる。

 今回、納入したのは、X型に圧延ロールを配置した自動平坦度制御システムAFCで、シフト機構の設置により材料端部においてもより制度の高い検出及び制御を可能とした。

三 菱マテリアルは22日、02年3月期の連結経常損失が前回予想の65億円から190億円に拡大する見通しと発表した。

 IT関連の不振を受け、シリコンウエハーの減販や加工製品、携帯電話向けセラミックス製品の需要減少が影響した。経常赤字は99年3月期以来3期ぶり。また、事業構造改革に伴う特別損失の計上によって、純損失は前回の200億円から630億円に拡大する見通し。

三 菱マテリアルは22日、3月積み鉛建値をトン当たり3000円引き上げて10万3000円に改定すると発表、即日実施した。今回の改定により、月間平均建値は900円値上がりし10万1700円となった。

 海外鉛相場(LMEセツルメント)が22日入電ベースで491ドルと、大台乗せ一歩手前まで上昇していることや、為替動向が落ち着いていることを受けたもの。