2002.05.02
非 鉄業界では、すでに大型連休前から一部で02年3月期の決算発表が始まり、今月後半にかけてピークを迎える。その傾向を端的に言えば、IT景気に沸いた01年3月期の大きな反動を受け、大手電線メーカー・住友電工の岡山紀男社長が多くの場で口にする「どしゃ降り」状態に尽きる。まだ部分的ながらも「底は脱した」との指摘もようやく聞かれ始めた今年の大型連休だが、多くの非鉄企業にとって収益改善策の成果確保など、これからが正念場だ。

三 菱マテリアルは1日、5月積み鉛建値をトン当たり10万円で前月から据え置くと発表、即日実施した。海外相場が比較的安定推移していることを映したもの。今回の措置により、月間平均建値は前月より900円値下がりした。

日 本アルミニウム合金協会は1日、01年度アルミ二次地金・同合金地金の需給実績を発表した。それによると、生産は91万5098トンで対前年度比1・5%減、出荷は92万2754トンで0・8%減となり、生産・出荷とも3年ぶりのマイナスとなった。自動車向けは比較的善戦しているものの、それ以外の需要が景気低迷による影響で低調な動きを見せている。

三 菱マテリアルと宇部興産はこのほど、セメント事業の生産部門統合に向けた検討を中断すると発表した。事業展開など経営方針の違いが要因。すでに統合している販売や物流、研究開発部門の提携関係は今後も維持する。