2002.05.07
国 内のチタン展伸材メーカーが2年連続で製品価格の値上げを打ち出している。4月からユーザーに対し5―10%の値上げを通達、すでに実施しているメーカーもある。需要が増加し供給がひっ迫している原料のスポンジチタンやインゴットの値上がりが避けられないため、製品価格に転嫁することで原料コストの上昇を緩和させる。

 昨年行われた国内スポンジチタンメーカーと海外展伸材メーカーとの02年契約分の輸出価格交渉は、ほぼ7%前後の値上げで決着した。スポンジチタンメーカーはこれを受け国内向け価格も同水準での値上げ方針を打ち出しており、展伸材メーカーにとって原料コストの値上がりは避けられない状況にある。

経 済産業省がまとめた01年度のアルミ建材生産・出荷速報によると、生産は対前年度比7・8%減の45万3439トン、出荷が同6・2%減の47万9766トンで、ともに低調に推移した。ビル建材がいぜん低迷状態にあることに加え、主力の住宅サッシは新設住宅着工戸数が落ち込み、前年割れを余儀なくされている。

日 本アルミニウム合金協会が1日に発表した3月のアルミ二次地金・合金地金需給実績ではダイカスト向け出荷が4万2992トンと前年同月比9%増加した。北米向けの自動車関連部品需要が堅調なため。一部大手合金メーカーでは「鋳物・ダイカスト向けの生産比率を変更し、需要の多いダイカスト向けの合金生産を開始した」ところも出ている。

ア ルミニウム総合商社の高砂金属(本社=大阪市西区南堀江、田中裕三社長)は、このほど手摺事業部を設置し、材料販売から施工までを請け負う体制を整えた。同事業部は今春から本格的なスタートを切った。

 同社では従来からアルミ手摺の販売を行っていたが、ユーザーから施工やメンテナンスを含めた総合的なフォローの要請が強かったこともあり、安定供給を図るためにも見積もりから設計、製造、施工、メンテナンスまで一貫作業を手掛けることに決めた。