2002.06.04
内 需不振と相手国の高需要を背景に非鉄金属のアジア依存が強まっている。地金からスクラップまで輸出シフトが進む中、中国や台湾などの存在感がさらに高まっている。

 先ごろ発表された4月通関統計では、電気銅(陰極銅およびその断片)は前年同月約2万トン台から65%増の約3万3000トンと大幅増となった。すでに単月での3万トン台は珍しくなくなっているが、今年明け以降、4月までの累計でも前年同期8万7794トンから14万439トンへと60%増と急増。

大 手軽圧メーカー5社(スカイアルミと12月期の昭和電工除く)の2002年3月期決算が出そろった。それによると、売上高は全社とも減収。営業利益も、軒並み前年の数字を下回っている。好調だった一昨年度から一転し、IT関連需要が大幅に減少。このため、半導体製造装置向けの厚板や、コンデンサーを主力とする箔(箔地)などで需要が落ち込んだ。ただし、不採算事業の整理・合理化が進み、当期利益で改善の傾向も見られる。

日 鉱金属は3日、世界最大の産銅企業であるチリ国営・コデルコ社と微生物を利用した鉱業用「バイオ技術開発プロジェクト」を実施し、これを推進する新会社を共同で設立することに合意したと発表した。新会社の主要事業は鉱業用バイオ技術の評価・選定・開発――など。資本金はコデルコ社200万米ドル、日鉱金属100万米ドルの計300万米ドル。今後は同プロジェクトの運営方針について協議し、今月末をメドに設立する予定。

日 鉱金属は3日、6月積み銅建値をトン当たり24万円で横ばいスタートすると発表、即日実施した。2カ月連続して同一水準での立ち上がりとなった。