2002年9月12日
 昭和電工は11日、アルミニウム事業部門の02年上期(1―6月期)概況について記者会見を行った。このなかで古澤昭専務(アルミニウム事業部門長)は、押出設備を来年早々までに2基減らして15基態勢へ移行させるとともに、10月以降のアルミ圧延品ロールマージン10%強アップをめざす考えだ。一方、海外では来月末にチェコの熱交新ラインが本格稼働して生産能力が2倍となり、今下期全体の軽圧品・加工品合わせた見通しとしては、前年に比べ売上高・利益とも好転するとしている。

 11日入電の海外非鉄相場は、銅やアルミ、ニッケルが上昇、にわかにボックス圏突破の様相となってきた。長らく頭重い展開にいら立ちもあった国内非鉄関係者も、「短命」との懸念を残しつつ、成り行きを見守っている。

 国際アルミ協会(IAI)が10日発表した7月末のアルミ在庫によると、世界在庫は287万8000トンと前年同月比8・6%減少した。