2004年05月07日
 3月後半から続落基調にあった銅、鉛、亜鉛の国内3地金建値が5月明け、そろって横ばいスタートした。国内大型連休中に建値決定の目安となる海外非鉄相場が持ち直したことを受けたもの。

 関連加工製品やスクラップ原料の国内最大取引指標であるだけに、市場関係者では成り行きを注視していたが、結果は底割れ回避と出た。ただ、海外相場は調整局面を脱し切っておらず、もうしばらく警戒が必要。必然的に国内建値の方向性も定まったとはいえず、市場は落ち着かない状態が続いている。
 日本アルミニウム協会は今月から、アルミ需要拡大事業の一環として、ホームページ上で新たなシステムの試験運用を開始する。

 今回のシステム(「素材入手・加工依頼のご相談コーナー」)は、アルミニウム材料の購入や技術サービスルートを持たない潜在需要家が、新たにアルミを用いる製品を円滑に開発できるように、アルミ協会の会員企業が中心になってアルミ材料や加工の相談に応じていく。

 古河電工は6日、UL規格対応の電子機器用ノンハロゲン電線「エコビーメックス」シリーズで125度、150度の高耐熱化を実現したと発表した。これに伴い、業界で初めて、電子機器用電線のラインナップをすべてノンハロゲン化することに成功した。05年には同製品群で年間10億円の売上高をめざす。