2004年05月27日
 日本アルミニウム協会は26日、03年度のアルミ地金・同製品需要実績を発表した。それによると、アルミ総需要は、対前年度比3・2%増の415万9014トンで、2年連続400万トン台を維持し、過去最高を記録した。自動車向けが好調だったほか、船舶、デジタル家電関連も底堅い動きを見せている。
 日本アルミニウム協会は26日、4月のアルミ圧延品・箔の需給速報を発表した。それによると、圧延品の生産は、板・押出合わせて20万6253トンで、前年同月比2・0%増となり、5カ月連続プラス。また、出荷も、同2・0%増の20万6283トンと、5カ月続けて前年実績を上回った。主力の缶材や半導体・液晶製造装置、LNG船向け厚板などが高水準で推移している。

 日本アルミニウム協会は26日、通常総会で新たな会長に野副明邑・三菱マテリアル副社長(次期三菱アルミニウム社長)を選出した。任期は1期1年。また、副会長には加藤仁・古河スカイ社長、鴫原裕二・日本圧延工業社長がそれぞれ決定した。