2004年06月02日
 三菱伸銅は高付加価値製品の拡販と需要の変化に応じた生産態勢の確立を骨子とする連結中期経営計画ローリング案(補正案)を策定、1日発表した。

 補正案は06年度までの経営計画を項目別に数値化し、(1)戦略製品の拡販と構成比率引き上げ(2)異形条の内製化(3)海外との連携強化とアライアンスの推進(4)05年度下期をめどとする二層銅張積層板(2層CCL)など機能性薄膜製品の早期戦力化(5)06年度までの累計減価償却費約70億円――などを掲げ、収益拡大を狙う。
 日本アルミニウム協会は1日、03年度(03年4月―04年3月)のカラーアルミ出荷実績をまとめた。それによると、建設資材、非建設資材合わせた総出荷量は、前年同期比4・1%増の2万9351トンと、過去最高の数量を記録した。トラックなど輸送関係の需要が大幅に増加したことに加え、携帯電話をはじめとする電機関連向け需要も好調で、全体の数量を押し上げた。
 三菱マテリアルは1日、6月積み鉛建値をトン当たり4000円引き上げて14万円でスタートすると発表した。海外相場堅調を受けたもので、3月中旬以来の大台回復となった。また、月間平均建値も1万700円の大幅高となった。