2004年06月09日
 国内水銀価格が15年ぶりの上昇局面を迎えている。海外市場では本年明けからすでに急騰しているが、国内については海外の動きが一時的なものかどうか見極め難だったことや、円高要因もあって様子見商状を保ってきたが、水銀リサイクルを手がけ国内で唯一供給している野村興産(本社=東京都中央区)がこのほど価格改定に踏み切ったもの。

 昨年来からベースメタルからレアメタルまで内外非鉄市況は一斉に底上げされてきたが、市場性が限られる水銀は連動してこなかった。今回の上げは非鉄全体を見渡した際、市況上昇の流れが全品種に行き渡る「終局」に入ったことを象徴する現象としても注目される。
 新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)はこのほど、ナノテクノロジー・材料技術関連分野の3件の04年度課題設定型産業技術助成事業について、助成金の交付先を決定したと発表した。プロジェクトの参加企業には、非鉄各社も名を連ねた。

 各プロジェクトは、紫外レーザー半導体、高機能マグネシウム合金、次世代ファイバー・トゥ・ザ・ホーム(FTTH)用部材などの研究開発を行うもの。研究期間は本年度から06年度の3年間で、各事業費用の2分の1以内が助成される。
 日本電線輸出組合はこのほど、03年4月―04年3月期の電線品種別輸出通関実績をまとめた。総輸出額は対前年度比1・1%減の1889億円、うち光ファイバーケーブル(光ファイバー含む)は同5%増の355億円となった。生産海外シフトの影響に加えて、中国・米国・フィリピンなどの日系メーカーからのアウトインが増加したため、2期連続で輸入額が輸出額を上回った。総輸入額はおよそ3019億円となる見通し。