2004年06月11日
 住友金属鉱山は、台湾のボンディングワイヤ製造設備を増強する。昨年下期以降の半導体市況の急回復やアジア地域での今後の需要増加見通しから、生産能力を2倍に引き上げる。また、05年1月に稼働を予定している中国の上海拠点でも、05年度中には稼働開始時から3倍強に生産能力を引き上げる計画で、マレーシアや国内中心の生産態勢を見直す方針。
 三菱マテリアルは10日、6月積み鉛建値を1トン当たり4000円引き下げて13万6000円に改定すると発表した。月間平均建値は2700円値下がりして13万7300円となった。
 フラット・パネル・ディスプレー(FPD)市場の調査機関であるディスプレイサーチはこのほど、大型液晶パネルの04年1―3月期世界出荷統計をまとめた。

 10インチ以上のTFT液晶パネルの出荷金額は、対前期比14%増・対前年同期比116%増の92億ドル、出荷数は同7%増・59%増の3210万枚となった。金額・数量とも当初予想を上回り、通年予測値の372億円、1億3300万枚に向けて好スタートを切る形となった。