2004年06月14日
 経済産業省は11日、第3回「原料資源安定供給等研究会」を開催し、中間とりまとめ(案)について議論を行った。このなかで、原料資源確保のための総合施策パッケージとしては、(1)海外資源開発等への取り組み強化、(2)「資源外交」による対外的な取り組み強化(3)関連技術開発・導入等の促進(4)市場機能の活用・補完をそれぞれ推進。このうち(4)では商品取引所機能活用の検討や、レアメタル国家備蓄放出のスキーム見直しなどを検討していく。
 三井金属は11日、6月積み亜鉛建値を1トン当たり5000円引き下げて15万7000円に改定すると発表した。月間平均建値は3200円安の15万8800円となった。
 大手商社各社が豪州などの大手アルミプロデューサーと進めていた04年第3四半期(7―9月)積み長期契約ベースの対日プレミアム(CIF・JAPAN、MJP)交渉は前回比18―19ドル高のトン85―86ドル中心に大勢が決着、3期連続で上伸した。価格帯は83―87ドル。内外を問わずアルミ需要は好調で、全世界的にプレミアムは上昇基調にある。