2004年08月20日(金)
 古河機械金属が建設を進めてきたトラック搭載型クレーン(ユニック)の中国工場が10月末に完成、現地生産に入る。来年には部品製造ラインも含めた第2期工事も終えて順次年産3000台態勢に引き上げる計画で、需要が拡大する中国市場で、高品質ブランド「UNIC」の地歩を固めていく。

 中国では2004年前半、金融引き締めなど、過熱経済の軟着陸をめざす政策が打ち出されているが、08年の北京オリンピック、10年の上海万博といったビッグイベントを控え、建設・輸送関連市場は拡大が続いている。

 前日の鉛に続き国内銅・亜鉛建値が引き下げられた。日鉱金属は19日、8月積み銅建値をトン当たり1万円安の36万円に、また同日三井金属も亜鉛建値を4000円安の14万8000円に改定した。銅は約1カ月ぶり、亜鉛は約1カ月半ぶりの安値。
 大手伸銅N社は19日、8月2回目の原料買値を、銅系でキロ当たり8円、ダライ粉で同5円引き下げることを決めた。指標の8月積み産銅建値が海外相場の続落と円高を受けて、トン1万円ダウンの36万円(月間平均トン36万5900円)に緊急改定されたことに伴う措置。