2004年10月08日(金)
 新日本製鉄と古河スカイは7日、本田技研工業と共同で、新高温ブロー成形用5000系アルミニウム合金板を新たに開発・実用化し、新型「レジェンド」のトランクリッド・フレームに採用されたと発表した。また、同じく共同で開発してきた5052材のアルミ合金パイプは、「レジェンド」のフロントおよびリアサブフレームメンバー部品用材料に採用。新日鉄と古河スカイは、自動車軽量化に向けた技術開発をさらに推進していく方針だ。
 日鉱金属は7日、10月積み銅建値をトン当たり1万円引き上げて40万円に改定した。海外銅相場急伸を受け、月明けの2万円高に続く措置。新建値は本年最高値を更新するとともに、1990年10月以来、約14年ぶりの高値となる。月間平均建値は、8000円高の39万8000円。

 また、三菱マテリアルは7日、10月積み鉛建値を6000円引き上げて15万6000円に改定した。本年8月明けの16万円に次ぐ高値。月間平均建値は、4800円高の15万4800円。
 銅管加工メーカーの尼崎パイプ製作所(本社=兵庫県尼崎市尾浜町、笠井康行社長)は東欧のチェコに空調用銅管部品の生産工場を新設、本年11月末の立ち上げをめざしている。欧州に進出しているエアコンの日系セットメーカー向けに銅管部品を供給するねらい。生産規模は2年以内で月産100トン(銅管使用量)を目標とし、従業員は約200人態勢となる見込み。