2004年10月21日(木)
 住友金属鉱山と三井物産は20日、ニューカレドニアのゴロ・ニッケルプロジェクトに、総事業費約18・78億ドルとの概要が明らかになったことを受けて、2社計で出資比率21%とする資本参加について発表した。

 ニッケル世界第2位のインコ社(本社=カナダ・トロント市)と詳細条件を詰めることを踏まえ基本合意にこのほど達したもので、コスト高要因から2年間工事が中断していた酸化ニッケル年産6万トン、炭酸コバルト5000トン(ともに地金換算)というニッケルでは世界最大プロジェクトがようやく動き始めた。
 日鉱金属は20日、10月積み銅建値をトン当たり1万円安の36万円に引き下げた。先週3万円安とした後も海外銅価回復が限定的なことや、為替が円高傾向にあることを受けたもので、新建値は、9月下旬以来の水準。月間平均建値は、4000円値下がりし、37万6000円となった。

 また、三菱マテリアルは20日、10月積み鉛建値をトン当たり1万円引き下げて13万9000円に改定した。月間平均建値は、4000円安の14万6600円。
 三協アルミニウム工業(川村人志社長)と新日軽(長谷川和之社長)、立山アルミニウム工業(要明英雄社長)の3社は20日、各社が保有する設計技術、得意分野に関するノウハウを結集し、住宅サッシの基本仕様を共通化することで合意したと発表した。商品の発売は、来年春を予定している。