2004年12月20日(月)
 同和鉱業は17日、グループの小坂製錬が建設を進めてきた管理型最終処分場の第1期分(87万立方メートル)が完成したと発表した。全3期計画で、埋立面積9・14ヘクタール、埋立容積270万立方メートルの国内最大規模施設が動き始めたことになる。

 小坂地区でリサイクル事業を製錬と一体化したコンビナート展開している同社グループにとって、収集運搬から最終処理までの一貫態勢による最終処分場は、事業インフラとして大きな強みだ。
 日立電線の佐藤教郎社長は16日、都内で年始に向けての記者会見を行った。来年4月に中期経営計画「サバイバルプロジェクト」の最終年度を迎えるにあたって、2005年はグループ内外の連携や海外事業を一層強化して「モノづくりの力の底上げ」を図る。中でも海外売上高比率について「足元は約25%だが、早い時期に30%以上、07年度には35%にしたい」と述べた。
 三井金属は17日、12月積み亜鉛建値をトン当たり5000円引き上げて16万8000円に改定すると発表した。国内非鉄建値の上伸は14日の銅に続くもの。亜鉛月間平均建値は、1800円値上がりし、16万4800円となった。