2005年01月14日(金)
 スクラップ国際貿易において「巨龍の胃袋」に例えられ、大きな受け皿となっている中国向け輸出で、日本企業は全世界の15%を占め、アジア地域が半分以上を担う――。こんな実像が中国側データから明らかとなった。

 中国は「国外廃物原料供給企業登録制度」(海外の対中国向けスクラップ輸出業者が対象)に基づき、昨年後半から2度にわたって登録手続きを実施、企業名も公表し2005年明けから運用を開始しているが、全3057社のうち、日本企業は446社に上り、登録数は米国、香港に次いで3位となった。また、アジア各国計が1669社、55%に達し、中国を核とした域内市場融合傾向が改めて浮き彫りとなった。
 鉄鋼添加用レアメタルの価格高騰が、他の産業に飛び火している。昨年1年間でフェロモリブデンやフェロバナジウムなどは約5倍に、フェロチタンも4倍に値上がりした。中国の鉄鋼需要の急拡大が主な要因だが、鉄鋼に比べてひっ迫感がそれほど強くない電子材料業界にとっては、ユーザーからの製品の値下げ要求が厳しい中での一方的な原料コストの上昇だけあって、「便乗値上げではないか」といった厳しい意見も出始めている。
 アルミ製品流通の大成(本社=東京都大田区京浜島、大竹昌徳社長)は今年から、従来の4面精密仕上「フライスアウト」の寸法保証精度を半分以下に設定した新商品「フラカット」の販売を本格的に開始した。発売に当たり大竹社長は、「価格ではなく、より付加価値の高い製品販売を強化していきたい」などとしている。