2005年02月14日(月)
 昭和電工の佐藤龍雄専務(アルミニウム事業部門長)は、先週9日に行われた決算説明会で、「昭和アルミビューテック」解散に伴い、ポール事業を4月1日付で製造を昭和電工アルミ販売、販売を昭光通商に移管することを明らかにした。

 また、主力の一つである熱交換器事業については、昨年12月に豪州のモジュールメーカー「エアインターナショナルサーマル」と包括的な提携関係を構築し、熱交事業を強化していく考えを示した。
 新日鉱グループの日鉱金属は10日、北海道札幌市の亜鉛鉱山会社で100%子会社である豊羽鉱山(資本金2億円、村上健一社長、従業員数170人=平均年齢44・6歳)の操業を2006年3月末で休止すると発表した。

 鉱石枯渇を理由としたもので、04年夏以降、ボーリング調査などを重ねてきたが、新規鉱量を確保できないとして今回の方針を固め、同日付で豊羽鉱山は労働組合(若杉正委員長)に対して申し入れを行った。

 今後、再就職斡旋などの作業に入る。操業休止によって特別損失約115億円が発生する見込みだが、新日鉱ホールディングスの2005年3月期第3四半期連結業績に織り込んでいる。
 三菱マテリアルは10日、2月積み鉛建値をトン当たり3000円引き下げて14万4000円に改定すると発表した。1月半ば以来の後退となり、月間平均建値は1900円安の14万5100円となった。