2005年02月28日(月)
 佐藤金属(佐藤保社長)は25日、今期の経営目標として引き続き「高付加価値品の拡販」を中心に、売上高600億円、売上利益率9・0%、売上総利益54億円、税引前利益10億円をめざす方針を明らかにした。

 基本方針として(1)新製品・新素材の販売拡充(2)管理態勢の強化(3)国内の支店・営業所の充実(4)海外販売拠点の整備―の4項目を掲げ、利益率の高い加工品分野に注力していく意向だ。
 トステム(菊池光男社長)と三菱商事建材(川口充社長)は、三菱商事建材が扱うサステナブル建築素材「Moiss(モイス)」の販売で、業務提携契約を締結したと発表した。両社は、今回の提携で当該商品の一層の販売増を図るとともに、2008年までに合弁による事業新会社設立を目指す方針だ。

 「モイス」は、ケイ酸カルシウム質の建築材料で、新たな内装材として注目を集めている。
 日本アルミニウム協会は25日、2004暦年(1―12月期)のアルミ地金・同一次加工製品需要実績を発表した。それによると、アルミ総需要は、対前年比5・4%増の433万3177トンとなり、3年連続プラスで、過去最高の数量を記録した。総じて好調な内需に支えられ、全体の需要を押し上げた。