2005年03月15日(火)
 住生活グループ(水谷千加古社長)は14日、ニッタン(北爪敬治社長)を株式交換により完全子会社化すると発表した。株式交換比率は、住生活1に対し、ニッタン0・21。株式交換実施日は、今年10月1日をメドとする。

 今回の取り組みで期待される効果としては、(1)ニッタンが住生活グループ傘下の事業会社で拡販(2)トステム・INAX両社のビル建材事業部門とニッタン営業開発部門が共同で相互受注拡大(3)住生活グループ企業とニッタンの防災技術・電気通信技術を融合(4)生産技術管理交流でニッタン電子・ニッタン精機の製造コスト低減(5)住生活グループのシステム活用でニッタンの効率化推進(6)グループビジョンである「トータルハウジング」一層進行、などが可能になるとした。
 日本伸銅の黄銅棒販売子会社である大阪黄銅(本社=大阪市東成区大今里西2―8―9、藤林正一社長)は、カドミレス黄銅棒在庫30トンを設置し、先月下旬から販売を開始している。形状は丸棒と六角棒で、サイズは径10―45ミリの1ミリ間隔の各サイズ。2006年7月からのRoHS指令施行を控えて高まる市場ニーズを受け、関西地区では初めて、まとまった量の在庫販売に乗り出した。
 日鉱金属は14日、3月積み銅建値をトン当たり1万円引き下げて40万円に改定すると発表、即日実施した。月明けに上伸スタートして以来、初めての下落で月間平均建値は、6000円安の40万4000円。