2005年03月22日(火)
 日本アルミニウム合金協会は18日、2005年度のアルミ二次合金・同二次地金並びに、鋳物・ダイカスト用アルミ一次合金の需要見通しを発表した。それによると、自動車生産、自動車部品向け需要が好調で、過去最高が予測される04年度(見込み)をさらに5・4%上回り、173万7300トン。

 全体の需要は過去最高を4年連続で更新する見込み。また、鋳物・ダイカスト用アルミ一次合金需要も、25万2800トンと04年度比4・5%増の過去最高となることが予想される。
 日鉱金属は18日、3月積み銅建値をトン当たり1万円引き上げて41万円に改定すると発表し、即日実施した。海外銅相場がLMEドル建てで過去最高値を連日更新しており、NYCでも高値圏で推移していることを映したもの。今回の改定により月間平均建値は4100円値上がりし、40万8100円となった。

 海外銅相場は、ファンド筋の現物買いが活発化しており、18日入電のLMEセツルメントは、3424・5ドルを付け、連日のドル建て過去最高値更新となった。他メタルが反落する中で、銅の独歩高の格好。
 新日鉱グループの日鉱金属は18日、4月1日付で環境リサイクル事業部を新設すると発表した。(1)銅製錬原料の一環としてリサイクル原料の集荷から有価金属の回収を行うリサイクル事業(2)産業廃棄物の集荷から無害化処理およびリサイクル原料の前処理を行う産業廃棄物処理事業――について、事業間連携を強化するのが狙い。