2005年04月27日(水)
 九州三井アルミニウム工業(本社=福岡県大牟田市四山、川井洋一社長)は、2004年度の高純度アルミ生産量が1万4165トンと前年度比33・4%増となった。昨年の偏析炉6基の増設が貢献した。これにより国内生産シェアは、前年度の29・2%から40・0%に上がり、4年ぶりに国内シェアトップとなった。
 日本伸銅協会は26日、3月の伸銅品生産速報を発表した。それによると、全品種合計は前年同月比7・3%減の8万6750トンと、昨年12月から4カ月連続で減少した。年明け以降、生産量は段階的に増えているが、前年同月の水準には回復し切れていないことを示す結果となった。
 新金属協会タンタル部会がこのほどまとめた2005年のタンタル国内需要は、前年比6・5%減の331トンになる見通し。粉末は214トンで横ばいだが、化合物は同16・4%減の117トンを予測した。昨年秋以降のデジタル家電景気の落ち込みが影響している。加工も微減で106トンを見込んでいる。