2005年05月12日(木)
 アルミ線・棒のトップメーカーである株アルミネ(本社=大阪市西区阿波座、竹内正明社長)はこのほど、アルミ合金棒の品質管理合理化を目的に、山口県三隅工場・川上西工場の矯正機をすべて従来の多ロール方式から「2ロールツインヘッド式矯正機」に切り替える工事に着手した。
 日鉱金属は11日、5月積み産銅建値をトン当たり1万円引き上げ、41万円(月間平均40万8300円)に緊急改定した。

 国内建値の指標となる海外銅相場が下げ渋りから反発に転じてきたもとで、為替市場でも米金利の追加値上げが徐々に効いた格好で円安・ドル高に反転してきていることが主要因。5月積み建値を設定した6日から、最短営業日での改定となった。
 銅管加工流通問屋の奥村金属(本社=大阪市浪速区桜川、児玉正人社長)は、海外拠点である中国広州の加工工場(番禺奥藤金属有限公司)の加工品扱い量が、日系メーカーからの需要増を受け、銅量ベースで年率20―30%増で過去2年間推移しており、今期も2ケタ成長になる見通しだ。