2005年05月20日(金)
 東邦チタニウムはチタンインゴットの生産能力を増強する。現有設備を効率化することで2005年度の年8000トンから06年度には9000トンに引き上げる計画。

 プラント関連など一般工業向けの需要増加を背景にひっ迫感が強いため、約13%の能力増強により国内展伸材メーカーへの供給責任を果たす。将来的な供給不足への対応として、新溶解炉の建設により07年度末には年1万6000トンに引き上げることも検討している。
 三菱マテリアルは、主力銅生産拠点である直島製錬所(香川県)で大型炉修の間隔をこれまでの2年から4年へと倍加させる設備改善に取り組む。炉周辺の構造見直しや部材の変更などから実現を図るもので、連続製銅法では世界初の事例となる。
 三井金属は19日、5月積み亜鉛建値をトン当たり4000円引き上げ17万8000円に改定したと発表した。5月の平均価格は17万6000円になった。