2005年05月24日(火)
 自動車用廃バッテリーの輸出が拡大している。従来の廃バッテリーから取り出した巣鉛(電極板)の状態ではなくケース付で輸出されている模様だ。アジアを中心とした中古車市場の国際的な広がりと、廃バッテリー流通価格の内外価格差を背景にしたもので、廃バッテリーを母材に再生地金を生産している鉛精錬メーカーでは、海外流出による入荷減に危機感を募らせている。
 因幡電機産業はこのほど、空調システム部材の販売拡大のため、奈良工場に被覆銅管の無人生産ラインを増設した。同社は本年4月からスタートした新5カ年計画で自社製品の売上高を、5年後の2010年3月期までに約4割増の300億円にまで引き上げる計画を策定しており、今回の設備増強でその生産態勢をほぼ一新させた。
 不二サッシは、今月1日からビル建材の価格を5%引き上げたことを明らかにした。アルミ地金をはじめ原材料価格が高騰し、ビル建材を中心に採算性が悪化していることなどから、「合理化による企業努力だけでは限界」(嵯峨明社長)とし、製品への転嫁を進める。