2005年05月27日(金)
 神戸製鋼所(アルミ・銅カンパニー)は、伸銅スリッター事業で中国進出する方針を固めた。来春をメドに本格稼働を始める予定で、早ければ年明け早々にも生産・加工を開始する。

 同社はすでに子会社でリードフレームのプレス・めっき加工販売を手がける神鋼リードミック(橋口和臣社長)が中国・無錫に「神鋼力得米克電子部件有限公司」を昨年8月に設立するなどしており、今後、伸銅事業で中国ビジネスの拡大を図る。
 三井金属は26日、5月積み亜鉛建値をトン当たり4000円引き上げ18万2000円に改定したと発表した。4月22日以来の18万円台乗せで、平均価格は17万6900円になった。
 産業技術総合研究所(吉川弘之理事長)と住友電工(松本正義社長)は26日、共同研究ならびに人材育成を目的とする協力協定を締結したと発表した。今後3年間の協定期間中に両者で共同研究を行い、産総研はこの研究業務のために博士課程修了者(ポスドク)を新規雇用する。

 プロジェクト終了後には、住友電工が採用面接を行い、ポスドクを雇用する場合がある。産総研と民間企業が今回のようなスキームで提携するのは初。