2005年06月28日(火)
 日比共同製錬玉野製錬所(岡山県)は、電気銅生産能力を現行の年間23万トンから約13%増の26万トンに引き上げる。2006年度にかけて本格増強工事を進め実現を図るもので、同年度下期には新たな生産態勢に入る。

 日比共同製錬は、三井金属(63・5%)、日鉄鉱業(20・3%)、古河メタルリソース(古河機械金属から分社化=16・2%)の株主で構成、電気銅製錬拠点の玉野製錬所は自溶炉式。従業員数は約160人。
 昭和電線電纜(富井俊夫社長)は27日、ベトナムに複写機・プリンター用ローラーと機器用ワイヤハーネスの生産拠点を新設すると発表した。ハノイ市のタンロン工業団地内に100%出資会社を設立し、来月から工場建設に着工、来年1月末で完工し、2005年度中に操業開始する予定。ユーザーが集中する中国華南地区への供給を主眼とする。同社のベトナム進出は初。

 新会社「SWCC SHOWA(Vietnam)」の資本金は300万米ドルで、工場建設には7億円を投じる。工場は2階建てで敷地面積約8000平方メートル。06年度は月産能力ローラー20万本弱、ハーネス300万本、従業員数約250人からスタートする。
 三井金属は27日、亜鉛建値をトン当たり4000円引き下げ18万3000円に改定したと発表した。6月の平均価格は700円下がり18万4300円となった。