2005年07月04日(月)
 日鉱金属は1日、7月積みの産銅建値を6月下旬に比べてトン当たり1万円引き上げ、45万円に設定したと発表した。

 国内産銅建値の指標となるLME相場がセツルメントで3600ドル近辺まで反発していることに加え、為替市場で「円」相場が昨年10月以来、8カ月ぶりの円安水準へ急落していることを映した。
 アルミ流通加工問屋のエースメタル(本社=京都府京田辺市大住東北向10、小島洋治社長)は、8月をめどに金型用マシニングセンターを新たに1基設置する。主に7075系アルミ合金の高精度の加工ニーズに対応するもの。投資金額は約1700万円の予定。
 経済産業省が製錬業界ヒアリングによってまとめた「設備投資調査」(6月30日発表)によると、2005年度の銅・鉛・亜鉛の非鉄地金需給は、供給と需要いずれも増加するが、銅で増産シフトが目立つ一方、原料事情悪化が続く鉛と亜鉛では供給が頭打ちである図式が浮かび上がった。