2005年07月07日(木)
 ロシア極東地方にあるオルロフスク鉱山は、超硬工具や鉄鋼添加用の原材料であるタングステン精鉱を増産する。世界最大の供給国である中国の内需拡大に伴い需給はひっ迫。精鉱価格は年初比で2倍以上に急騰しているため、足元の年産300トン強から8月に1800トンに引き上げる計画。2001年から休止している設備の一部を再稼働させる。
 2004年後半から急増している中古使用目的の廃バッテリー輸出問題で、主要輸出先のベトナムが実質輸入禁止措置に乗り出したという情報が、先週末から今週明けにかけて国内鉛市場関係者の間を駆け巡った。その真偽と今後の影響への関心が高まっていたが、ベトナム当局は5日夜、日本の環境省に対して、「そうした事実はない」との回答を寄せた。

 ただ、同国主要港に通関されない日本から輸出された中古バッテリーが大量に滞貨しているとの情報は継続。政策面と貨物単位の性状問題を峻別しながら、今後も事態の推移を見守る必要がありそうだ。
 日本チタン協会の野上一治会長(東邦チタニウム社長)は5日、本年5月20日の会長就任以来初の記者会見を開き、足元のチタン需要について「年初に引き続き非常に堅調で強い」と述べた。スポンジチタン、展伸材とも1―5月の出荷が好調に推移し、下期にはメーカーの生産能力増強などに伴い一層の出荷増が見込まれる。同協会が本年2月に発表した2005年暦年出荷見通しをクリアする目算が強まった。