2005年07月08日(金)
 韓国向け炉前銅原料輸出が急増している。キロ当たり200円を超えるもので、大半が国内需要が減退している黄銅系棒材と見られる。銅スクラップ輸出は、選別加工が必要な低品位スクラップという認識が主流だったが、質的変化が起きている可能性がある。
 九州地区最大手の電線メーカー、西日本電線(本社=大分市春日浦、幸山孝之社長)は、4月から営業開始したフジクラ・ダイヤケーブル向けCVケーブルの生産を本格化させたことを明らかにした。現時点で月間500トンを生産しており、将来は月間800トンまで引き上げる方針。

 新規設備投資は考えておらず既存設備の改善で対応させる。CVケーブルはフジクラ・ダイヤケーブルブランドで販売するが、中国、四国、九州向けは西日本電線が生産を担当する。
 ニッケル大手の仏エラメットのジャック・バカルダ会長は6日都内で会見し、ニューカレドニアのニッケル製錬所、ドニアンボの2005年の生産量が6万5000―6万6000トンと前年比20%近く増加するという見通しを明らかにした。

 04年の拡張工事完了以来操業度を上げており、年末までに年率7万トン水準に達する。ステンレス鋼市場は調整局面にあるものの、ニッケル需給は当面タイトな状態が続くと見て増産を急ぐ考えだ。