2005年08月01日(月)
 住軽日軽エンジニアリングの弘永眞人社長は29日、記者会見を行い、同社の概況などを明らかにした。このなかで、前期(2005年3月期)は、00年8月の同社設立以来初めての配当(5%配当)を達成。足元の状況は厳しいが、「売上高170億円、経常利益4―5億円を安定的に稼ぎ、10%の配当を実現したい」(弘永社長)との考えを強調した。
 コベルコマテリアル銅管は国内でのコスト削減を強化する。国内製造拠点を秦野工場に集約することで、経費を圧縮。年間約10億円レベルのコストダウンを実現する。銅管需要はエアコン生産のアウトイン加速や欧州市場の伸び悩みなどで厳しい状況が続いており、コストアップ要因を見直すことで、収益力向上を図りたい考え。
 財務省は29日、2005年6月の非鉄輸出通関実績を発表した。それによると、全体的に中国への輸出好調を背景に堅調な伸びを示した。

 陰極銅及びその断片は1万5763トンと前年同月比50%増。台湾への輸出が昨年は2869トンだったのに対し、本年は6129トンと大幅増加した。その他の精製銅は2372トンと同49%増。