2005年08月09日(火)
 銅などの製錬工程で副産物として産出される硫酸の国際需給が様変わりしている。中国で肥料用需要が急拡大しているためで数年前までの荷余り感が解消、市況も上昇し「厄介者」扱いから「採算の取れる商品」になりつつある。人口が多い中国の肥料市場という「食」と結び付いた市場に支えられていることから、需要腰折れや市況急転反落のリスクは他の国際商品に比べ格段に小さいと見られる。

 日本の製錬メーカーにとっては、至近に硫酸巨大市場が出現したことで、製錬事業の収益力強化の「追い風」となる模様だ。
 インジウムの国際スポット価格が強含んでいる。液晶用のスパッタリングターゲット材向けの需要が好調な一方で、生産者のストによる供給不安を背景に7月後半から反発。先週末時点でキロ当たり950―1000ドルに上昇した。インジウムのスポット価格が1000ドル台に乗せたのは6月中旬以来約1カ月半ぶり。
 大手アルミ二次合金メーカー各社は、ユーザーとのADC12種の7月積み決め交渉について、価格に対する下げ圧力は払拭されたがユーザーの頑強な抵抗を受けて前回価格から横ばい決着した。ADC12種のユーザー引き渡し価格はキロ208―213円が中心。