2005年08月18日(木)
 古河電工と日立電線の合弁会社である上海日光銅業有限公司(本社=上海市、渡辺芳明董事長兼総経理、以下SSC)は銅管の生産能力を約30%拡大する。5億円をかけて加工工程の設備を増強。本年10月をめどに、月間生産量を現在の1700トンから2200トンに引き上げる。

 短期間に需要が集中するエアコン向けに的確に対応するためで、2005年10月―06年9月(冷凍年度)の売上高8億元をめざす。
 日鉱金属は17日、8月積み産銅建値をトン当たり1万円引き上げ、48万円(月間平均トン47万7800円)に緊急改定、即日実施すると発表した。
 電線メーカー大手6社の2005年4―6月期連結決算は、経常利益ベースで3社が増収増益、日立電線が増収減益、昭和電線電纜と三菱電線工業は赤字幅を縮小した。前年度までに積み上げた情報通信分野の事業構造改革効果や、自動車関連製品の好調を映した一方、エレクトロニクス関連製品の需要回復の遅れや原料高の影響で、利益面は全体的にやや伸び悩んだ。