2005年08月19日(金)
 東邦チタニウム(野上一治社長)のスポンジチタン生産が好調に推移している。電力・化学プラントをはじめとする一般工業用や航空機向けの需要がおう盛なためだ。年産能力1万4000トン態勢を整えた本年4月以降、月1000トン強のフル生産を続けている。

 同社はこのため、11月に予定していた年産1万5000トンへの設備増強を1カ月前倒しして、10月から月1150トン態勢で生産する。
 アルミ1次加工問屋の大河内金属(本社=大阪市北区、大河内弘一社長)はこのほど、広島県呉市に炭素硬度膜「DLC」(ダイヤモンドライクカーボン)コーティングの研究所を設立した。9月末にテスト機械を導入して研究開発が本格スタートさせる予定で、3年後の事業化をめざす。
 海外銅相場の振れ幅が大きくなっている。先週末から今週明けにかけてLME・NYCともに連日最高値を更新する流れが、18日入電で急落し一変した。複数の大手ファンド筋が、非鉄をはじめ原油など国際商品市場で大量に手仕舞ったためと説明されている。予想を超えて高値を更新し続けてきた非鉄相場がついにピークアウトするのか、目先の展開が注視される。