2005年09月06日(火)
 中国で電気銅生産能力増強の動きが加速している。投資過熱懸念が生じる中、政府がアルミと同様に2006年明けから規制に乗り出すとの観測から、駆け込み的とも言える増強計画が相次いでいる。実現性に対する見方は一様ではないが、計画に従えば鉱石確保にすでに動き始める必要があり、競合する日本の銅製錬メーカーにとって脅威となりそうだ。
 日立電線は、2006年度を起点とする次期中期経営計画を年内にも策定する。情報ネットワーク機器を中心とする「情報システム」、半導体材料を中心とする「高機能材料」、および「電線ケーブル」の3分野を柱に、高利益体質の確立をめざす。

 現中計「サバイバルプロジェクト」の流れを大筋で踏襲しながら、自動車関連事業のテコ入れや、新規ビジネス開拓に向けたR&D強化などを推進する方針。
 ニューオーリンズには指定倉庫が10カ所点在。世界在庫の約40%が集中している。倉庫に保管されているのは地金で、冠水した場合、数日間で錆が生じるが、スポークスマンは高台に位置し、そうした事実はないとしている。現段階で品質劣化についてはクローズアップされていない。

 問題は、港湾設備復旧がいつになるかという点。搬送の遅れが長期化した場合、需給に影響を与えていくのは避けられない。相場が高止まりする可能性もある。