2005年09月14日(水)
 神戸製鋼所グループのコベルコ科研(本社=神戸市中央区脇浜海岸通1―5―1、山口喜弘社長)は、韓国と台湾向け液晶用スパッタリングターゲット材の供給態勢を強化する。製造拠点の高砂事業所では世界的な需要拡大に対応するために9月から従来比2倍の月産能力74トン態勢をスタートさせた。

 今後は世界の液晶産業の集積地である韓国、台湾のメーカーと業務提携し、下工程を委託加工することを検討している。
 三井金属は13日、9月積み亜鉛建値をトン当たり8000円引き上げ20万2000円に改定したと発表した。海外相場の上昇を受け1997年10月以来8年ぶりの高値をつけた。平均価格は19万8800円となった。
 大手伸銅メーカー各社は黄銅3種の小板・条製品の加工賃(ロールマージン)について、関西地区に続き関東地区でもキロ20円前後値上げする方針を固め、今月から流通各社に通知、浸透を図っている。