2005年09月21日(水)
 金価格が急騰している。原油価格の上昇に伴う米国経済のインフレ懸念の高まりに加え、ドイツ総選挙の結果を受けユーロが主要通貨に対して急落。これを受けたニューヨーク商品取引所(COMEX)の金先物価格は投機筋のヘッジ買いが活発化した。

 取引の中心12月物セツルメントはオンス当たり先週末比7・1ドル高の470・4ドルに続伸、1988年1月中旬以来17年8カ月ぶりの高値をつけた。調整色を強めていた銅も金に追随して急反発するなど、商品市場全体に投機資金が流入している。
 日鉱金属は20日、9月積み産銅建値をトン当たり1万円引き上げ、48万円(月間平均47万7、500円)に緊急改定、即日実施した。
 フジクラと住友商事は20日、アレキサンドリア近郊都市シディクリルとカイロを結ぶ送電線建設を、エジプト送電会社(以下EETC)からフルターンキー受注したと発表した。

 500キロボルト三相一回線の送電ケーブルを約230キロメートルの区間に土木工事も含めて敷設する。受注額は約60億円、完成・引き渡し納期は2007年7月を予定する。