2005年10月12日(水)
 海外銅相場上伸の勢いが止まらない。11日入電でロンドン金属取引所(LME)はセツ現物価格がトン当たり4132ドルとなり5日連続で過去最高値を更新した。

 ブローカー筋では、銅相場がピークアウトする時期について、「2006年明けにずれ込む」との予測に傾いており、目先展開は一段と波乱含みとなっている。
 アンチモンの国際スポット価格が一段高となった。10日現在はトン当たり3800―3850ドル(純度99・85%)となっており、先週末比100―50ドル値上がりしている。

 世界最大の生産国である中国の内需拡大と供給事情の悪化が背景にあり、スポット価格は今後、4000ドルをめざす展開が予想されている。
 大手自動車用ワイヤハーネスメーカーの矢崎総業は、2005年6月期の連結総売上高が前年同期比10・8%増の5987億円、営業利益が同3・3倍の190億2800万円となった。

 自動車用ワイヤハーネスの最適地生産対応、製造コスト低減などが大幅増益に奏功した。