2005年10月20日(木)
 昭和電工は19日、自動車部品などに使う精密加工砥石用の単結晶チタニア固容アルミナ系研削材の生産能力を2倍に増強すると発表した。

 生産工程を従来のバッチ方式から連続生産方式に変更するとともに、独自の技術改良を加えることで年産能力を現在の2000トンから4000トンに引き上げる。本年8月から同方式での試験生産を開始しており、現在サンプル出荷中だ。能力増強により市場シェアを足元の30%から50%に高め世界最大手をめざす。
 三菱マテリアルは19日、10月積み鉛建値をトン当たり5000円引き上げ16万2000円に改定したと発表した。海外相場高と円安を材料に年初来高値を更新し、1990年9月以来15年ぶりの高値水準をつけた。平均価格は2300円上昇して15万8300円。
 三井金属は19日、10月積み亜鉛建値をトン当たり8000円引き上げ22万3000円に改定したと発表した。海外相場の急伸と円安を背景に97年9月以来約8年ぶりの高値をつけた。平均価格は3600円上昇して21万6000円となった。