2005年10月21日(金)
 大同特殊鋼の全額出資子会社であるダイドー電子(岐阜県)は20日、外径10ミリ以下のネオジム系ラジアル異方性リング磁石で世界最高の磁気特性を出すことに成功したと発表した。

 主に製造工程の改良などにより、1立方メートル当たりの最大エネルギー積320キロジュールを達成。小型ハードディスク駆動装置(HDD)向けなどの用途を見込み10月からサンプル出荷を開始した。ネオジム系ラジアル異方性リング磁石の2004年度売上高は約10億円だったが、08年度は40億円をめざす。

 チリの産銅大手であるコデルコはこのほど、ロンドン金属取引所(LME)銅現物価格に上乗せされる2006年積み銅地金プレミアムについて4年ぶりに引き下げたが、修正を小幅にとどめ「高プレミアム政策」を堅持する方針を打ち出した。
 亜鉛のLME在庫が2002年3月以来の50万トン割れとなった。世界的な供給ショートを反映したものだが、最近では減少が加速しており、このペースでいくと年内にも40万トンを割る可能性もある。

 20日入電のLME在庫は前日比1300トンダウンの49万9075トン。月初からは約3万トン減少している。