2005年11月24日(木)
 東邦チタニウムと海外展伸材メーカーとの間で行われていた輸出用スポンジチタンの2006年積み価格交渉が、このほど平均20%強の値上げでほぼ決着した。

 住友チタニウムは10月末時点ですでに平均20%の値上げを表明しており、輸出価格は2年連続で大幅な値上げ決着となった。

 輸出価格にスライドする格好で06年4月以降の国内価格も20%値上がりすることが必至の情勢となった。
 タングステン価格が強含みで推移している。中間素材のAPT(パラタングステン酸アンモニウム)の国際スポット価格は、欧州系トレーダーが夏季休暇に入った7―8月にかけてWO3(酸化タングステン)純分キロ当たり22―24ドル近辺まで調整していたが、足元は24―26ドルに反発している。

 最大需要分野の超硬工具向けは自動車生産の拡大を背景に好調で、中国の旧正月前の2006年初にかけて一段高となる可能性がある。
 サンエツ金属は鉛レス、カドミレス黄銅棒の月産が合わせて1000トンを超え、来春までには2000トン到達を見込んでいる。

 来年7月の欧州RoHS指令の実施に向け、電子・電気機器や自動車分野での素材切り替えが増加しており、同じくRoHS対応のコネクター線向けの錫リフローめっき黄銅線もライン増設が完了し、下期の拡販をめざしている。