2005年12月19日(月)
 中国版RoHSといわれる「電子信息製品汚染防治管理弁法(電子情報製品の汚染防止管理法)」が、欧州RoHS規制と同時の来年7月1日付で実施されることになった。輸入製品も含めて、現地市場に投入される電子製品が規制対象となる。

 さらには欧州RoHSが設ける除外項目もないため、合金中の鉛も使用禁止となる可能性などが出てきた。規制対象の製品リストはまだ挙がっておらず、今後の動向が注目される。
 日鉱マテリアルズは電解銅箔を値上げする。アジア市場では、12月から標準品の厚さ35ミクロンについて、キロ当たり約1ドルの値上げを需要家である積層板メーカーに要請中だが、2006年1月積みからはさらに上積みを求めていく。

 最終製品のおう盛な需要を反映してフル生産が続く一方、銅価高騰が収益を圧迫しているためだ。国内市場でも1月積みをキロ当たり150円値上げする。
 日鉱金属は16日、12月積み産銅建値をトン2万円引き下げ、58万円(月間平均58万6800円)に緊急改定、即日改定すると発表した。産銅建値の引き下げは11月25日以来のこと。