2005年12月27日(火)
 日鉱金属と三井金属は26日、2006年4月に共同出資会社のパンパシフィック・カッパー(PPC)に銅製錬機能を統合すると発表した。

 日鉱金属から佐賀関製錬所(大分県)と日立精銅工場(茨城県)の製錬機能を新設する「日鉱製錬株式会社」(仮称)に分社化しPPCに移管する。三井金属は所有する日比共同製錬(岡山県)の株式をPPCに移管する。さらに今後の新規海外銅資源開発はPPCが行う計画。今回の提携強化により、両社合わせて10億―20億円の収益改善効果が見込まれる。
 中部地区のアルミニウム二次合金業界では、トヨタグループの生産増などにより、極めて高水準な需要が続いており、なかでも溶湯供給需要の増加が顕著となっている。しかし、溶湯供給メーカーの採算性は、原料市況の急騰などにより、悪化傾向にある。

 この根本的な原因として、トヨタグループ企業に対する溶湯供給価格の決定方法が、実際の溶湯供給コストを大きく下回っていることが指摘されている。このため、一部の溶湯供給メーカーや流通業者では、トヨタグループに対し価格決定方法の見直しを求める動きを始めている。
 フジクラは今月、半導体冷却用の銅製熱拡散板を量産する子会社「フジクラSHS」を、タイのロジャーナ工業地区に新設した。

 金属プレス加工業を手掛ける(株)ソーデナガノ(本社=長野県岡谷市)との合弁で資本金8000万バーツ(約2億円)、出資比率はフジクラ75%、ソーデナガノ25%。来年1月から本格量産を開始し、2007年3月期で年商約10億円、09年3月期で同50億円をめざす。